水筒の茶渋、何で落ちる? サーモスに聞く『正しい洗浄法』とは
毎日水筒を使っていると、しだいに気になってくるのが『茶渋』。茶渋は茶色い垢のようなもので、これが水筒の内部に付着すると、ピカピカだった金属がくすんで見える現象が起こります。
本記事では、世界120か国以上で愛用され、『高真空断熱ステンレス製魔法びん』を開発したことでも知られるサーモス株式会社(以下、サーモス)に、正しい茶渋の落とし方やおすすめのお手入れ頻度などについて聞いてみました。
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水筒を洗う時、『やってはいけないこと』は?
茶渋は『酸素系漂白剤』で落とす
画像提供:サーモス株式会社
茶渋はお茶やコーヒーに含まれるポリフェノールが原因とされていますが、正しく洗浄すればきれいに落とすことが可能です。
そこで、茶渋を落とすアイテムとしてサーモスが推奨しているのが『酸素系漂白剤』。ウェブサイトにも、以下のように詳しい洗浄法が紹介されています。
【本体内側の漂白】
1.本体にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れて、よく溶かす。
※ぬるま湯500㎖に対して、酸素系漂白剤3gが目安です。
※漂白剤を入れたら、蓋はしないでください。
2.約30分放置する。
3.スポンジやブラシなどを使って汚れを落とし、水できれいに洗って、よく乾燥させる。
【部品の漂白】
1.ボウルなどの容器にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れて、よく溶かす。
※ぬるま湯500㎖に対して、酸素系漂白剤3gが目安です。
2.約30分放置する。
3.スポンジやブラシなどを使って汚れを落とし、水できれいに洗って、よく乾燥させる。
実際に漂白してみた様子がコチラ!茶渋が浮き上がり、酸素系漂白剤がしっかり作用していることが分かりますね。
漂白前
画像提供:サーモス株式会社
漂白中
画像提供:サーモス株式会社
漂白後
やわらかいスポンジやブラシなどで汚れを落とし、洗い流すと美しく蘇りました!
なぜ『ぬるま湯』を使うのかというと、酸素系漂白剤は40℃程度の温度で一番効果を発揮するからです。
そのため、冷水や熱湯より、ぬるま湯でつけ置きするのがおすすめですよ。
茶渋を落とすために、やってはいけないこと
「茶渋を手っ取り早く落としたい!」と、つい直接こすってしまいそうになる人もいるでしょう。
しかし、サーモスでは『やってはいけない』お手入れとして、以下2点を挙げています。
※写真はイメージ
NGその1.タワシや研磨剤が入ったスポンジでゴシゴシこする。
頑固な汚れを落とすためによく使われるタワシや研磨剤入りのスポンジですが、水筒の本体内部を傷つけるリスクがあるため、できる限り避けてください。
NGその2.塩素系漂白剤を『金属本体に』使う。
酸素系漂白剤と間違えやすいのが、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする塩素系漂白剤。
これは非常に高い殺菌効果を持ちますが、水筒の金属本体には刺激が強すぎて、サビや保温不良の原因となることもあります。
ただし、塩素系漂白剤は『飲み口やパッキン』に限定すれば使用してもよいとのこと。
水筒を分解して洗う時には、部位ごとに適した漂白剤を使い分けましょう。
茶渋を放置するとどうなる?
なかには「見た目も気にならないし、茶渋をしっかり洗うのは面倒」と放置してしまっている人もいるかもしれません。
しかし、サーモスによれば、保温・保冷性能の低下になるといった影響はないものの、できる限り定期的なお手入れを薦めたいとのこと。
茶渋を放置すると汚れが蓄積し、さらに落としにくくなる恐れがあるからです。
※写真はイメージ
茶渋が蓄積すると、衛生的な問題が生まれるのはもちろん、見た目も損なわれてしまうでしょう。
また、定期的なお手入れが、茶渋の付着防止につながるともいわれています。
適切な酸素系漂白剤でのお手入れ頻度は『週1回』が目安。水筒を清潔に保つためのスペシャルケアとして、ぜひ習慣にしてみてくださいね。
[文・取材/ブリジア構成/grape編集部]