スマホ、手持ちじゃなくても違反? 覚えておきたい自転車の交通ルール
自転車で知らない道を走る際、ハンドルにスマホスタンドを取りつけてナビ代わりに利用している人もいるでしょう。
「手で持って操作していないから大丈夫」
「固定しているから安全だろう」
このように考えている人もいるかもしれませんが、実は道路交通法違反に問われる可能性が高い行為です。
2026年から導入された自転車への『青切符(交通反則通告制度)』でも、スマホの『ながら運転』や『画面の注視』は厳しく取り締まられる主要な対象となっています。
スタンド固定でもダメ?自転車のスマホ注視と違法ライン
スマホスタンド利用時の具体的な違法ラインや気になる罰則、安全なナビの活用法について、大阪府大阪市でまこと法律事務所を運営する北村真一弁護士にお話をうかがいました。
――スタンドに固定しスマホを見るのは違法になりますか?
原則として、スタンドに固定していても、走行中に画面をじっと見る『注視』を行っていれば道路交通法違反に該当します。
法律で禁止されているのは『手保持(手に持って使用すること)』だけではありません。
走行中に画面を注視する行為(おおむね2秒以上見続けること)自体が、前方不注意を引き起こし大変危険だからです。
そのため、手に持っていなくても安全運転義務違反などに問われます。
※写真はイメージ
――青切符導入で取締りはどう変わりましたか?
2026年に自転車への青切符制度が導入され、従来の『赤切符(刑事罰)』による重い手続きだけでなく、現場で反則金が科される簡易な取り締まりが本格化しています。
手保持や注視などの『ながらスマホ』で交通の危険を生じさせた場合、青切符の対象となり、12,000円の反則金が科される可能性があります。
また、事故を引き起こすなどの悪質なケースでは、1年以下の懲役または30万円以下の罰金といった厳しい刑事罰が科される可能性もあります。
――自転車で安全にナビを使うにはどうしたらいいですか。
必ず自転車を安全な場所に完全に停止させてから、画面を確認するのが正しいルールです。
歩行者の邪魔にならない路肩や広場などに一度止まってからナビを確認してください。
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――ナビの音声を聞くための『イヤホン走行』は問題ないでしょうか。
画面を見ずに音声だけでナビを聞く方法もありますが、両耳を塞いで周囲の音が聞こえない状態で走行すると、都道府県の道路交通規則(危険行為)に違反する恐れがあります。
骨伝導イヤホンなどを使い、周囲の音が十分に聞こえる音量にとどめる配慮が必要です。
正しいルールを守って、安全に自転車でナビを活用しよう
スマホスタンドを取りつけているからといって、走行中に画面を注視してよいわけではありません。
青切符の導入により、自転車の『ながらスマホ』に対する取り締まりはより一層厳しくなりました。
ナビを利用したい時は『一度停止してから確認する』ことを徹底し、周囲の安全に配慮して快適に自転車を活用したいですね。
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自転車に乗る際はルールをしっかり再確認し、安全なドライブならぬ『安全なサイクルライフ』を心がけましょう。
[文・取材/LUIS FIELD構成/grape編集部]