冷凍食品『食べるのNG』3つのサイン 企業が注意するのは
冷凍庫から出した冷凍食品に霜がびっしりついていて「食べても大丈夫なのか」と迷った経験はありませんか。
霜は、食品の品質が落ちているサインの場合があるため、注意が必要です。
本記事では、冷凍食品を手がける総合食品企業であるUmios株式会社(以下、Umios)に、食べるのを避けたい冷凍食品の状態や、保存のポイントを聞きました。
食べるのを避けたい冷凍食品の3つの状態
食べるのを避けたい冷凍食品の状態は3つあります。
1つ目は、食品に雪をまぶしたように真っ白な霜がついている状態です。
食品の中の水分が解け出て霜になっており、品質が劣化した状態なので食べるのは控えましょう。
画像提供:Umios株式会社
2つ目は、本来は中身がバラバラの冷凍食品が塊になっている状態で、冷凍野菜や冷凍炒飯などで起こります。
霜が発生して固まっているため、食べないようにしてください。
画像提供:Umios株式会社
3つ目は、冷凍食品が黄褐色または白く変色している状態です。
食品の中の水分が抜けて乾燥しているサインなので、食べるのはやめておきましょう。
画像提供:Umios株式会社
霜は冷凍庫の温度変化で発生する
冷凍食品の霜は、空気中や食品中に含まれる水分が温度変化の影響を受けて解け出し、再び凍る際に発生します。
冷凍食品に霜が発生する流れは以下の通りです。
1.冷凍庫の温度が上がり、冷凍食品の凍結がゆるむ。
2.食品に含まれる水分が解け出す。
3.再び凍る時に、食品から出た水分が霜となって付着する。
一方、冷凍食品の袋につく霜は、冷凍食品と空気の温度差が原因で発生します。
空気中の水分が結露し、再び凍る時に霜が発生する仕組みです。
冷凍庫内の温度を-18℃以下に保てていれば、霜はほとんどつきません。
しかし家庭の冷凍庫はドアの開閉などにより庫内の温度を-18℃以下に保つことが難しいため、霜ができやすい環境です。
※写真はイメージ
冷凍食品は最後にかごへ入れてすぐ持ち帰る
冷凍食品を持ち帰る際の温度変化にも注意しましょう。
冷凍食品を購入したら、氷やドライアイス、保冷バッグを使ってすぐに持ち帰り、冷凍庫へ移してください。
冷凍食品は最後に買い物かごへ入れて、持ち歩き時間を短くすることも重要なポイントです。
冷凍食品は2〜3か月を目安に食べきる
霜や冷凍焼けを防ぐためには、購入から2〜3か月を目安に食べることをおすすめします。
画像提供:Umios株式会社
冷凍野菜など一度で使いきれない冷凍食品の場合は、必要なぶんを取り出したら袋の中の空気を抜いて封をし、素早く冷凍庫へ戻してください。
ジッパーつきの袋に移して密封する方法もありますよ。
一度解凍した冷凍食品は再冷凍しない
一度解凍した冷凍食品の再冷凍はおすすめできません。
解凍した冷凍食品が再び凍ると、食品の組織が壊れたり、微生物が増殖したりすることで品質が劣化するためです。
画像提供:Umios株式会社
食品の色や食感が悪くなるだけでなく、大量の霜や冷凍焼けの原因にもなるため、解凍後の冷凍食品は再冷凍せず、なるべく早く食べきりましょう。
霜の状態を確かめて早めに食べきろう
食べるのを控えるべき冷凍食品の状態は以下の3つです。
・食品に真っ白な霜がついている。
・袋の中身が塊になっている。
・食品の一部が変色している。
保管状況にもよりますが、Umiosは購入から2〜3か月を目安に冷凍食品を食べきることをすすめています。
まずは冷凍庫を開けて、いつ買った冷凍食品が残っているか確かめてみてはいかがでしょうか。
[文・取材・構成/ブリジア]