丸まったまま洗濯した靴下、汚れは落ちてる? 「正解の洗い方」を洗濯研究家が解説!
洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として、毎日の洗濯に向き合っています。
洗濯が終わって、洗濯機から取り出してみたら…靴下が丸まったまま。
「これでは洗えてないんじゃ…」とガッカリした経験、ありませんか。
そう、丸まったままでは汚れは落ちていません。
靴下には2種類の汚れがつく
靴下の表面には、泥や砂、ホコリなどが付着します。これらは歩くたびに踏まれ、繊維の奥に入り込んでしまいます。これが黒ずみの原因に。
撮影:Heulie
裏側には、汗や皮脂が付着します。足の裏は汗腺が多く、1日でコップ1杯分もの汗をかくことも。通気性の悪い靴の中で雑菌が繁殖し、ニオイの原因となります。
丸まったままでは、水や洗剤が繊維の奥まで届きません。どちらの汚れも落としきれず、蓄積していってしまいます。
ニオイが気になるなら裏返して洗う
撮影:Heulie
靴下のニオイが気になる時は、裏返して洗濯しましょう。汗や皮脂は内側についているので、裏返すことで汚れが落ちやすくなります。
ニオイが強い時は、裏返したままつけ置き洗いをプラス。
40℃ほどのお湯に30分ほどつけてから洗濯機で洗うと、繊維の奥のニオイもスッキリします。
泥汚れは乾かしてからはたく
撮影:Heulie
泥汚れがついた靴下は、表のまま洗います。
汚れがひどい場合は、まず乾かしてから泥をはたき落としましょう。液体洗剤を塗布して優しく揉んだ後、つけ置き洗いをプラスすると、泥汚れが落ちやすくなります。
干す時は履き口を上に
撮影:Heulie
靴下を干す時は、履き口を上にして干しましょう。つま先を上にして干すと、水の重みでゴムが伸びてしまいます。
『脱いだ人が広げる』を家族ルールに
ここまで読んで「裏返したり表にしたり、面倒…」と思った人もいるかもしれません。おすすめは、脱いだ人が自分でやる家族ルールにすること。
「今日は汚れたから表向きにしておこう」「臭いそうだから裏返しておこう」と、脱ぐ時に考える習慣がつきます。
洗濯は、人から習う機会がほとんどないですよね。
靴下の脱ぎ方1つですが、こうした小さな習慣が、生活の知恵として自然と身についていきます。お子さんにとっても、生きていく上での大切な学びになるかもしれません。
洗濯を担当している人の負担も減りますし、家族みんなで『洗濯しやすい状態』を作っていけたらいいですよね。
まずは『丸めずに洗濯カゴに入れる』から始めてみてください。
[文・構成/平島利恵]