2020年4月8日 10:57
感動の実話 父親から愛されなかった男性が、親に捨てられた少年の「父親」に
赤ちゃんが誕生し、両親の愛情と保護を受けて健やかに成長する…それは決して当たり前のことではありません。世界にはさまざまな事情でそのような恵まれた環境で育つことができない子供たちが大勢います。
ウガンダとルワンダの国境付近にある小さな村で生まれたピーター・ムタバジさんは、過酷な子供時代を過ごしました。
海外メディア『Bored Panda』によると、ピーターさんの家族は貧しくて食べ物が買えなかったため、豆やイモなどを栽培して食いつないでいたといいます。
また父親は家族全員に暴力をふるい、彼らはいつも怯えて暮らしていたそうです。
ある日、父親のタバコを買いに行ったピーターさんは帰り道で雨に降られてしまい、タバコが台なしになってしまったのだとか。
このまま家に帰ったらお父さんに殴られる。
怖くなったピーターさんはそのまま逃走。
そして二度と家に戻ることはありませんでした。
当時の彼はまだ10歳だったということです。
たった1人で生きていくことを決めた10歳の少年
一文なしで家族の元から逃げ出したピーターさんは路上で生活を始め、数々の苦難を乗り越えてきました。
大人になった現在はアメリカ・オクラホマ州で不動産事業を営みながら、安定した生活を送っています。