炎上した『あいのり』元出演者 当時を振り返り「私が病んでる時、スタッフは…」
バラエティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演していた、プロレスラーの木村花さんが亡くなったことを受け、番組側の対応の是非を問う声が多く上がっています。
生前、木村さんのSNSには番組での言動に対する誹謗中傷が数多く寄せられており、亡くなる直前、木村さんは「誹謗中傷に傷付いたのは否定できない」などの投稿もしていました。
番組側の対応に問題はなかったのか、ネット上のモラルを問う声が上がる中、バラエティ番組『あいのり』の出演者のブログが注目を集めています。
『あいのり』出演者、でっぱりん「私がアンチで病んでる時スタッフさんは…」
リアリティ番組とも称される『テラスハウス』は、同じ屋根の下で暮らす若い男女6人の恋愛模様を映し出した番組内容。
『恋愛観察バラエティ番組』との名前で呼ばれている『あいのり』もまた、男女の恋愛模様を文字通り視聴者が『観察する』、テラスハウスと似たような番組内容となっています。
この『あいのり』に出演していたでっぱりんさんは、自身のブログを通して「"テラハ"じゃなく"あいのり"でよかった」と、その思いをつづりました。
あいのりでよかった。なんていったら
怒られるかもしれないけど、
私は本当にあいのりでよかったと思う。
私がアンチで病んでる時
スタッフさんは
「最近どー?大丈夫??」って
常に電話かけてくれて
「でっぱりんご飯行こう!」って
何回も外に連れ出してくれて
「皆でっぱりんの事好きだし応援してるからね」
って励ましてくれたり
私が「一人でいるのやだ」って伝えると
どうにかしようとしてくれて
共同テレビに私の仲良いADさん二人いて
でっぱりんと一緒に遊ぶ会を
作ってくれたし。
たかが出演者にこんな事までしてくれんの?
ってくらい沢山色んなことをしてもらった。
し、助けられたし感謝してる。
でっぱりんオフィシャルブログーより引用
『あいのり』出演時には、番組内での言動に非難の声が寄せられ、『炎上』した過去を持つでっぱりんさん。
誹謗中傷を受ける側の苦しみや悩みを知っているでっぱりんさんだからこそ、ブログにつづられた言葉の一つひとつに重みがあります。また、最後にはテレビの在り方についても言及していました。
これからのTVの在り方を
誹謗中傷は絶対だめだということを
一人一人が身に染みて考えるべきだと思います。
でっぱりんオフィシャルブログーより引用
「一人で抱え込む環境は本当によくない」ともつづっていたでっぱりんさん。
ブログは反響を呼び、多くのコメントが寄せられています。
・番組、見ていました。でっぱりんも相当大変だったと思うので、言葉に重みがありますね。本当に考えさせられます。
・でっぱりんは木村花さんとは比べ物にならないくらい叩かれてた。でも、でっぱりんが番組を盛り上げてもいた。あいのりもテラハも色々なキャラがあって成り立ってる。もう少しテレビを楽しく見ようよ。
・番組のスタイルは違うけど、出演者への細やかな配慮があったんだね。
もちろん、番組側の対応を責めたところで、木村さんが戻ってくるわけではありません。木村さんの死をめぐり、誰か一人の非を探したところで、なんの解決にもならないでしょう。
しかし、だからこそ二度と同じことが起こらないようにするためには、制作する番組側も、観ている視聴者側もどうあるべきなのか…今後の対応や意識を改める必要があるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]