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ミノカサゴのひれには要注意! 食べるとおいしいって本当?

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ミノカサゴのひれには要注意! 食べるとおいしいって本当?

みなさんは、『ミノカサゴ』という生き物を知っていますか。

大人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森(通称・あつ森)』にも登場し、その名前を聞いたことがある人も少なくないでしょう。

この記事では、ミノカサゴとはどんな生き物なのか、また、刺された場合の対処の仕方や食べ方についてなど、さまざまな情報をご紹介します。

ミノカサゴってどんな生き物?


ミノカサゴは、カサゴ目フサカサゴ科に分類される魚で、英語では『Luna lionfish(ルナ・ライオンフィッシュ)』と呼ばれています。

体長は30cm前後で、北海道南部から南の沿岸の岩礁域などに生息しているそう。

ひれを大きく広げて優雅に泳ぐ姿から『海の貴婦人』ともいわれているのだとか。

ミノカサゴのひれには要注意! 食べるとおいしいって本当?

ミノカサゴ

日本には、ハナミノカサゴやキリンミノなど、ミノカサゴの仲間が数種類いるといいます。

鹿児島県にある『いおワールドかごしま水族館』では、過去に4種類のミノカサゴの仲間が展示されていたことも。



ミノカサゴの背びれや腹びれ、尻びれには毒のトゲがあります。

刺されると激しい痛みを感じ、患部が赤く腫れ上がるそうなので、海水浴などでは注意が必要です。

ミノカサゴに刺されたら、どうすればいい?


沖縄県の公式ウェブサイトでは、ミノカサゴやその仲間に刺された場合の対処の仕方をこのように紹介しています。
  • 棘が残っていれば、目に見える大きな棘は取り除く。
  • 傷口を清潔に保つ。
  • 痛みを和らげるため、患部を40~45度のお湯につける。

  • やけどしないよう、お湯の温度に気をつける。

  • 医療機関で治療を受ける。


沖縄県公式ホームページーより引用

ミノカサゴの毒はタンパク質でできており、熱に弱いのだそう。

そのため、患部を40~45度のお湯につけると痛みが和らぐといいます。

応急処置を行った後は、病院に行って治療を受けましょう。

ミノカサゴに刺されないようにするためには、見つけたら、むやみに触らないことが大切です。

ミノカサゴは食べられる?どんな料理がある?


毒を持つミノカサゴですが、適切な処理をすれば食べることができるそう。

魚類学者やタレントとして活躍している、さかなクンは、自身のFacebookでミノカサゴについて次のように紹介していました。


漁師さまが漁獲される四季折々のお魚

魅力いっぱいのお魚が、とーっても多種多彩です

マアジちゃんやマサバちゃんやヒラメちゃんなどは、重要な食用魚としてたいせつに扱われますが、せっかく漁獲されても市場やお魚屋さんやお料理やさんや食卓にあがらないお魚が非常に多いです。

例えば、アカエイちゃんやゴンズイちゃんやミノカサゴちゃん。


水族館さんでは人気者でも、食用としては馴染みがあまりないため、活用されない“未利用魚(みりようギョ)”とされる事が多いのです。

しかし、実際にはお料理して食べてみると、最高に美味しいお魚が多いのです。



さかなクン&プクプクーより引用


ミノカサゴの食べ方は、味噌汁や刺身、唐揚げ、煮付けなどさまざま。

実際に食べたことがある人からは「おいしい!」と絶賛の声が上がっています。

海水浴では、ミノカサゴに注意!


ミノカサゴに関する、さまざまなことをご紹介しました。

海で遊ぶ際には、ミノカサゴに十分注意して楽しみましょう!

[文・構成/grape編集部]

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