くらし情報『すぐに癇癪を起こす子供 感情のコントロールが苦手な子の『思い』とは【きしもとたかひろ連載コラム】』

2020年10月27日 12:44

すぐに癇癪を起こす子供 感情のコントロールが苦手な子の『思い』とは【きしもとたかひろ連載コラム】

目次

・第10回『同情するならお湯をくれ。』
・余談ですが
すぐに癇癪を起こす子供 感情のコントロールが苦手な子の『思い』とは【きしもとたかひろ連載コラム】

Twitterやnoteで子育てに関する『気付き』を発信している、保育者のきしもとたかひろさん。

連載コラム『大人になってもできないことだらけです。』では、子育てにまつわる悩みや子供の温かいエピソードなど、親や保育者をはじめ多くの人の心を癒します。

まだ感情のコントロールが苦手で、癇癪(かんしゃく)を起こしてしまう子どもたち。他人の苦しみや欲求は、どうすれば理解できるのでしょうか。


すぐに癇癪を起こす子供 感情のコントロールが苦手な子の『思い』とは【きしもとたかひろ連載コラム】

第10回『同情するならお湯をくれ。』

「怒りたくて怒ってるんじゃないよ」と言われて「なら怒らなければいいじゃないか」と思ったことがあるのは僕だけではないだろう。

学校からの帰り道、歩きながらノートを広げている子がいた。

「危ないからノートしまって歩きなよ」と声をかけると「だってー」と返してきた。「危ないことは危ないからやめてね」と口答えを制した。理由があろうと危ないことは危ないのだ。

しばらく歩いたところでお茶を飲みながら、またノートを広げていた。「しまっときって言うたやろー!」と少し語調を強めると、注意されて落ち込むというよりも楽しみを邪魔されたというような表情をした。


心配していることを伝えるつもりで言い訳のように「怪我したらあかんからな。

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