クリスマス・リースの輪に込められた、人々の祈りに思いを馳せる
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
クリスマス・リースの祈り
街にクリスマス・ツリーを見かける時期になりました。東京、恵比寿のガーデンプレイスでは、毎年高さ8.4メートルの『バカラ・シャンデリア』がホリデー・シーズンを彩ります。
先日、前を通りましたらその優麗な輝きを放っていました。コロナ禍という時世、日常のルーティンを守ることが大切なのかもしれません。
クリスマスという、優しい気持ちになる時期、私たちの心に灯りを灯すこと。それが、大切なことだと思うのです。
毎年、11月のお花のレッスンではリースを作ります。今年は泰山木の葉と、ブルーバードというシルバーグリーンの針葉樹を使った、シック、でもゴージャスな大人のリースです。
リースの輪には『永遠』という意味があります。