くらし情報『友人語るフネさん声優の晩年 夫子いなくても孤独じゃなかった』

2018年9月14日 11:00

友人語るフネさん声優の晩年 夫子いなくても孤独じゃなかった

友人語るフネさん声優の晩年 夫子いなくても孤独じゃなかった


「麻生さんは3年前の降板後も、フネさんへの思い入れが強く、自室にフネさんの絵を飾って『これ、私なの!』と嬉しそうに話していたんです……」(長年の友人)

国民的アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)で69年10月の初回から15年9月まで磯野フネの声優を務めた麻生美代子さんが8月25日に亡くなった。92歳だった。

サザエさん役の声優・加藤みどり(78)は「現場でもムードメーカー的存在なので、麻生さんがいれば安心でした」と故人を悼んだ。

「逝去直前まですごくお元気で、穏やかなお顔で旅立ちました。フネさん役を降板後も、『和風総本家』(テレビ東京系)のナレーションは今年3月まで続けていました。年相応の物忘れはあったものの、現場に行けば、一発で決めていたそうです。」(前出・友人)

08年、麻生さんは女性自身の『シリーズ人間』に登場し、私生活を告白。

「亭主は6歳下。(結婚は)43歳だったし、子どもができない体質ということもあったから、出産は考えませんでした」

約40年連れ添った音響ディレクターの夫は05年に脳梗塞で倒れ施設に入所。
08年に亡くなった。大家族の母・フネさんを“演じ”ながら、夫も子もなく、10年独りで生活していた麻生さん。

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