2018年9月23日 06:00
“ママアナ”赤江珠緒 産休復帰決めさせた両親と博多大吉の言葉
夢だったアナウンサーとしてがむしゃらに働き続けていたら、30代が終わりかけていた。「そういえば私、子どもが欲しかったんだ」。スタジオを離れてかなえた、出産というもうひとつの夢。スタジオに、もう自分の居場所はないと思っていた。でもリスナーは、現場は、彼女を待っていた。揺れる彼女へかけられた“ある一言”が、彼女を「ママアナ」へと進化させる。
「午後1時になりました。いかがお過ごしでしょうか」
東京・赤坂にあるTBSのスタジオに張りのある元気な声が響く。
TBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』のパーソナリティを務めるフリーアナウンサー・赤江珠緒さん(43)の声だ。
100期以上連続で、聴取率1位を独走中のTBSラジオのなかでも、『たまむすび』は高聴取率ランキングの常連。『スーパーモーニング』や『モーニングバード』(各テレビ朝日系)で朝の顔だった赤江さんが、この看板番組を任されたのは’12年4月のことだった。
以来、5年間パーソナリティを務めたが、昨年出産のために降板。今年4月、復帰している。赤江さんは月~木曜の担当で、パートナーは日替わり。取材当日の水曜日は、博多大吉さんだった。赤江さんの天然キャラを大吉さんがイジりまくって、明るく軽妙なトークが展開していた。