2018年10月26日 11:00
K-POPアイドルからオファー殺到!仲宗根梨乃さん語る”振付師の矜持”
マイケル・ジャクソンに憧れた少女がLAに渡り、いつしか韓国へと導かれ、東方神起、少女時代、SHINeeとK-POPのスターを次々と振り付けることになった。「沖縄の海ってLAとつながっているんですよ」と、故郷・沖縄の浜辺で、天真爛漫に笑って言う仲宗根梨乃さん(39)。その海は韓国にも当然、つながっている。広い海と青い空の下で、梨乃さんのダンスは沖縄とLAと韓国を“チャンプルー”したかのように輝いている――。
’79年6月11日、沖縄県那覇市で生まれた梨乃さんは10歳のとき、マイケル・ジャクソンの『ムーンウォーカー』のビデオを見て、息をのんだ。満場の観客が歓声を上げ、失神して、運ばれていく。
「何?この人?何?って。もう……言葉にならない衝撃でした」
やがて夜の窓ガラスを鏡代わりに、自分の姿を映して、マイケルのビデオを繰り返し見ながら、ダンスを完全コピーし始めた。
ダンススクールには通っていない。
「マイケル以外はやりたくないから(笑)、ダンスは独学です。マイケルのビデオが私の先生でした」
母にねだって、マイケルのツアーを福岡ドームまで見に行ったのは、中学2年生のときだ。