くらし情報『永六輔さん“介護ピンチ”を乗り越えた家族のチームワーク』

永六輔さん“介護ピンチ”を乗り越えた家族のチームワーク

そして’15年、六輔さんは82歳にして最後となる冠番組『六輔七転八倒九十分』を始める。このころ、安心して仕事ができるよう「紙パンツ」の着用をすすめた際、着用するか否かで議論にもなった。

「『僕が紙パンツをはいたらあなたは安心なの?』と聞かれたので、『そうだね。安心だね。でもきっと孝雄くんも安心できるよ』というやりとりがありました。信頼する鎌田先生が『僕もはいています』とあっさりとおっしゃったので、私たちも『イザとなったら試してみても』と、気が楽になりました」

’16年の年明けは、家族全員で迎えられたものの、1月末からPSAの数値が上がり、入院。病院嫌いの六輔さんは3カ月で退院し、自宅介護の日々が始まった。

千絵さんが週に4日泊まり、ほかの日は麻理さんと良明さん、さらに在宅医も定期的に来訪。
泊まりのヘルパーさんも週一でお願いするという介護生活のなか、6月末、冠番組はついに終わりを迎えた。そして7月7日、六輔さんは83歳で逝去。その前夜は、リビングで千絵さんと麻理さんと3人でのひと時を過ごし、六輔さんは好きなアイスキャンデーも口にした。まだまだ頑張れそうだと希望の持てた夜でもあったという。

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