くらし情報『『日日是好日』原作者が語る樹木希林さんの“お点前特訓”』

2018年11月1日 16:00

『日日是好日』原作者が語る樹木希林さんの“お点前特訓”

『日日是好日』原作者が語る樹木希林さんの“お点前特訓”


「お茶の師匠を演じた樹木希林さん(享年75)には撮影前、私が、お正月用のお点前(お茶をたてる茶道の一連の手順)を2回お見せしました。その後、2人で“エア”で手順を3回練習しただけで、流れがすべて頭に入っていました。撮影もすごい集中力でお点前をされていました」

そう語るのは、茶道をテーマにした大ヒット中の映画『日日是好日』(大森立嗣監督)の原作者・森下典子さん(62)。黒木華演じるヒロインの典子は、茶道を学び、作法を身につけていくなかで、季節の風や雨を味わい五感を研ぎ澄ませ、和の文化の素晴らしさに目覚め成長していく。

師匠の武田先生を9月15日に亡くなった樹木希林さんが演じ、話題を呼んでいる。森下さんは、映画の現場でお茶指導、茶道具や掛軸などのコーディネーターも務めたという。

「昨年末の撮影中に樹木さんは台詞一回一回、声の調子や言い方に変化をつけられていて。主人公に『あら、典子さん』と声をかける場面一つとっても、一言にご自身の思いをどう込めるかを考えて繰りかえされていて、見ているだけで心に染みました」

お茶室は、横浜市の広い芝生の庭のある家にセットをつくった。


「そこは樹木さんの妹さんの嫁ぎ先の空いているお家で、庭に茶室を建て増し、茶庭、板塀。

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