2018年11月22日 16:00
藤城清治さん 放射線の防護服に身を包んで描く「命の影絵」
「戦争はいったん始まったら、簡単に終わらせられるものじゃない。その悔いを、友を失った無念を知る僕だからこそできるのは、悲惨な現実とともに、そこに愛や夢を光と影で描くことだと思ったんです」
広島、そして東北や熊本でも、戦争や大災害の傷痕が残る地を描いた作品には、色とりどりの折り鶴や鳥が空に向かい飛翔し、藤城さんの分身ともいうべき“こびと”の姿がある。それらは、戦争を体験した藤城さんが、われわれ人間の中に見いだした「希望」であり、「いのち」の象徴なのだ。
藤城さんの挑みたいテーマは尽きない。
「僕のメルヘン世界の原点でもある神話の世界を広げて描いていきたい」
その言葉を裏付けるように、現在、’19年5月のお披露目を目指して、宮崎空港に飾られるステンドグラス作品の大作『神々と光と国の始まり』が制作進行中だ。
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