経済評論家・加谷さんがすすめる「カード明細は無料の家計簿」
あなたが少し考え方を改めるだけで、ちょっと習慣を変えてみるだけで、貯蓄のスピードが劇的に早くなるかもしれない。200人以上の億万長者に会い、ベストセラー『お金持ちの教科書』などを著書に持つ経済評論家の加谷珪一さんは、“お金持ち”には共通する習慣があると話す。
「いままで数多くの“お金持ち”を見てきましたが、彼・彼女らには共通点が多くありました。そのひとつが、買い物や時間を使うといった日常の習慣を『消費』なのか、『投資』なのかで分類していること。『~が欲しい』という欲求で買うのが『消費』、収入につなげるためのツールとして買うのが『投資』です。あなたもその分類を念頭においたうえで、『投資』に比重を置いてみてください。これだけであなたの買い物の仕方や時間の使い方が劇的に変わるはずです」(加谷さん・以下同)
加谷さんが今まで見てきた実例をもとに、そんな“お金持ちの習慣”を解説してくれた。
【お財布の習慣】
例:クレジットカードやSuicaなどの電子マネーは無駄遣いのもとだと考えている50代専業主婦のBさん。
財布の中身が減るから支出の痛みを感じるのだと、頑なに現金主義を貫いてきた。もちろん家計簿も1円単位でつけている。これからもその習慣を続けようと考えている。
「クレジットカードや電子マネーなどは、月ごとに明細が送られてきたり、ウェブで確認できたりと、1円単位までの支出が簡単に見られます。下手に家計簿をつけるよりも、時間を使わずに、正確に家計の見直しができるのです。その浮いた時間を、たとえば自宅にある不用品をフリマアプリで売るなどの時間に“投資”したほうがいいでしょう」
さらに、提携しているお店や交通機関で使えば、割引になるメリットもある。現金へのこだわりを捨てたほうが、むしろ支出を減らすことができるのだ。
「政府は消費税増税にともなう景気対策として、キャッシュレス決済した消費税への2%のポイント還元を検討しています。
まだどうなるか流動的ですが、これを機会にキャッシュレス生活に慣れておくに越したことはありあせん」
政府お墨付き!?“現金主義”は損になる時代に。カードの明細などは、時間なしで作れる家計簿と考えよう。
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