くらし情報『小島慶子「41歳の新発見。『私、発達障害でした』」』

2018年12月10日 11:00

小島慶子「41歳の新発見。『私、発達障害でした』」

「身近な世間話のなかで『うちの子、そうかも』とか『クラスの困った子、それっぽいの』とか。何かまるで不吉なもののように発達障害を捉えている人が多いんですよ。一方で、すごく雑に扱う人も。『俺って変わり者でたぶん、そうなんすよ』とか、『テレビに出てるあの人もきっとそうよ』とか。ネガティブな先入観だけで話してほしくないし、ひとくくりにして軽はずみに扱ってほしくもない。だったら、その当事者である私が手を挙げて、一口に発達障害といってもいかに“いろいろ”あるのかを『私の場合はこうなんですよ』と発信してもいいかなと。そう考えたんです」

発達障害の専門書などでは、そのような脳の特性を持たない“普通”の人のことを「定型発達」と呼ぶ。

「でもね、普通とか定型にきちんと当てはまる人だって、全員同じ脳みその持ち主じゃないでしょう。
世の中、とくに日本の社会は、巨大な“普通幻想”があって、その、普通という型に自分をはめ込んだ人たちで世の中が回ってる。でも、その人たちが全員、機械のように同じ中身のはずないじゃないですか。マジョリティとされてるなかにも多様性はあるんです。なかには窮屈な思いをしてる人だっている。

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