くらし情報『宮沢和史「苦労した日系移民の力になる歌を」』

2019年4月13日 06:00

宮沢和史「苦労した日系移民の力になる歌を」

宮沢和史「苦労した日系移民の力になる歌を」


’93年に140万枚を超える大ヒットを記録したTHE BOOMの『島唄』。宮沢和史さん(53)は戦争の悲劇を繰り返さないでほしいというメッセージを歌詞に込めた。その歌声は海を越えて沖縄出身の日系人が多い南米でもヒット。宮沢さんは、ボロボロになりながらも見知らぬ土地を開拓し、尊敬を勝ち得ていった日系人の魂を癒すために、かの地で歌い続けてきた――。

宮沢さんは’66年、山梨県甲府市生まれ。沖縄出身ではないが、沖縄に関わり続けてきた。THE BOOMを’14年に解散。現在ソロ活動中の宮沢さんは、今年、デビュー30周年を迎える。


『島唄』誕生のキッカケが訪れたのは、数度目の沖縄でひめゆり平和祈念資料館を訪れたとき、ひめゆり学徒隊で生き残った語り部の女性との出会いだった。

「恥ずかしながら僕は、当時、沖縄戦のことをよく知らなかった。集団自決があったこと、4人に1人が亡くなったこと。日本人として知っていなくちゃいけないことを知らなかった自分が恥ずかしくて。本当に申し訳ない気持ちになりました。同時に、そういうことを教えない教育に対して、ものすごく疑問を感じたんです」

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