2019年4月22日 06:00
『まんぷく』で活躍・岸井ゆきの 次は成田凌と恋愛映画に挑戦
「原作が手放しに面白くて。テルコを演じることの楽しさを想像したら、絶対やりたいと思いました」
そう語るのは、映画『愛がなんだ』(4月19日全国ロードショー)で、主人公の28歳のOL・山田テルコを演じた岸井ゆきの(27)。先日まで、朝ドラ『まんぷく』のタカちゃんとして広く親しまれた彼女が挑んだ新作は、角田光代の同名小説を原作にした恋愛映画。
「最初は原作の世界観を、私が台無しにしてしまうかもしれないという不安があったんです。でも、実際に動きだしてからは、目の前にあるテルコを理解することに全力投球しようと決めました」(岸井・以下同)
岸井扮するテルコは、とあるパーティで出会った田中マモル(成田凌)に恋してからというもの、人生のすべてが“マモちゃん”最優先。しかし、当のマモルはテルコのことが好きなのではなく、自分の都合で彼女を振り回すだけなのだ。この一方通行な恋に「ある種の共感を覚える」と彼女は言う。
「私自身は、好きな人に対してテルコのようには到底できません。
でも、その行動に出るまでの熱量は、自分の中にもあると思います。私、舞台を見ることにおいてはものすごい熱量があって、時間さえあればどこへでも行くし、チケット代のために貧乏になっても構わない。