2019年6月10日 11:00
来場者20万人超え「クリムト展」を六本木・国立新美術館で!
グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年 油彩/カンヴァス 178×80cm ウィーン・ミュージアム蔵(C)Wien Museum / Foto Peter Kainz
話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。来場者20万人超えと話題を集めている上野のクリムト展。じつは現在、六本木の国立新美術館でもクリムト作品をはじめとする、ウィーン・モダン・アートが鑑賞できるのです!
■「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」(国立新美術館にて8月5日まで開催中)
オーストリアのウィーンでは、19世紀末に「世紀末芸術」と呼ばれる華やかできらびやかな独自の文化が開花しました。本展「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」は、その時期に活躍した芸術家の作品を、ウィーン・ミュージアム所蔵のものを中心に展示しています。
さて、感想を先に述べますと「贅沢!」の一言に集約されます。まず展示数が贅沢。約400点もあり、これは通常の展覧会の2~3倍なのだそう。絵画以外にも、食器や衣類などとにかく多彩で内容が濃い。
世紀末芸術の旗手だったクリムトやシーレの作品は後半にありました。