くらし情報『生産者も不安、懸念される26年ぶりの悪夢「令和の米騒動」』

2019年7月24日 06:00

生産者も不安、懸念される26年ぶりの悪夢「令和の米騒動」

生産者も不安、懸念される26年ぶりの悪夢「令和の米騒動」


気象庁によると、東京都心は6月26日~7月16日まで20日連続で、日照が1日3時間未満を記録。’61年の観測開始以来、17日連続で最長記録だった’88年を上回っている。

さらに、7月4~17日までの2週間の関東地方の日照時間は、平年の4割以下。記録的な日照不足が続いている。

異常気候が招く大きな懸念が、9月に収穫のピークを迎える米への影響だ。じつは今年の状況は、’93年によく似ているのだ。

その年、日照不足や長雨による冷夏で米が大凶作になり、価格が高騰。政府がタイや米国などから米を緊急輸入するに至った。
あの“平成の米騒動”が起きた年だ。

“令和の米騒動”勃発の危険性はないのだろうか。

「’93年は、東日本の太平洋側、とくに東北地方の大冷害。そして西日本は台風の被害などのために、全国的に冷夏になったことで凶作となりました。しかし今年は、日本海側や西日本で比較的気温が高いなど条件は異なっています」

こう分析するのは、山口大学大学院創成科学研究科・山本晴彦教授(農業環境学)だ。

「問題は東日本です。東海から東京、北関東、東北までの太平洋側の地域は記録的な日照不足が続いている。

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