2019年9月25日 15:41
「ぞっとした」環境活動家の16歳少女へのTV司会者発言が炎上
(写真:AP/アフロ)
国連の温暖化対策サミットで演説を行ったスウェーデンの活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)。「あなたたちを絶対に許さない」と、環境を破壊し続けてきた大人に強い言葉で怒りをぶつけたスピーチは、賞賛される一方で批判や揶揄も大いに浴びる結果となった。
「地球温暖化などでっち上げだ」と公言してはばからない米トランプ大統領は、Twitterで「彼女は明るく素晴らしい未来を夢見るとてもハッピーな女の子みたいだね」と、からかうような発言をして激しく非難された。そして、親トランプ派として知られる保守系放送局「Fox」でも、司会者のローラ・イングラハムのコメントが大炎上している。
イングラハムは番組でトゥーンベリさんのスピーチの映像を紹介した後、冷め切った表情で「ぞっとしたのは私だけでしょうか」とため息交じりで視聴者に問いかけた。そして、唐突に映画『チルドレン・オブ・ザ・コーン』のワンシーンを流し始めたのだ。
『チルドレン・オブ・ザ・コーン』は、アイザックという名の少年を中心とした子どもだけのカルト集団が大人を惨殺するホラー映画。番組が取り上げたのは、アイザックがトウモロコシ畑で手下の子どもたちを集めて「信仰が試される苦難の時が来た。