2019年11月8日 15:50
得なように見えて…無料マネー相談とデパート友の会で損をする
年をとるごとにつのる老後への不安。どうにかしたいという一心で、投資や財テクに手を出そうと検討している人も多いだろう。でも、あなたが選ぼうとしているのは老後破綻の入口かもーー。
「老後2,000万円不足問題や、年金受給開始年齢の引き上げ論などがメディアで話題となり、リタイアが見えてきた50代の人たちの多くは“時間がないから、何か手を打たなくては”と焦っていることでしょう。しかし、そんな老後不安を抱える人たちの資産が狙われているんです」
こう警鐘を鳴らすのは、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)の著書もある、ファイナンシャルプランナー(FP)の岩城みずほさんだ。
「老後のため、よかれと思ってやったことが大失敗ーー。そんなことにならないよう、陥りやすい落とし穴を押さえておきましょう」
岩城さんが、老後不安につけ込まれて、ついやってしまう「お金のタブー」を解説してくれた。
【タブー1】“無料”窓口やセミナーでマネー相談
資産運用への関心の高まりによって、主婦向けの無料マネーセミナーが開催されたり、商業施設などで無料のマネー相談窓口が開かれたりする機会が増えている。
「参加してみると、FPなどが親身になって、一緒にマネープランを考えてくれるように感じます。