くらし情報『渡辺謙の意外な撮影現場話「自分でおにぎりを握って…」』

2019年11月25日 06:00

渡辺謙の意外な撮影現場話「自分でおにぎりを握って…」

(撮影:前 康輔)

(撮影:前 康輔)



「たまに、自分でおにぎりを握って食べてたんだけど、それを加瀬くんに“ご苦労さん”って渡したりしてましたね。あいつ、すごい悩んでたし、大変そうだったから」

あの渡辺謙(60)が、自らおにぎりを握る。意外すぎるが、思わずほっこりする話だ。これは、公開中の映画『ベル・カントとらわれのアリア』で共演した加瀬亮(45)とのエピソード。渡辺は本作で、オスカー女優のジュリアン・ムーア(58)とも初共演を果たしている。2人のハリウッドスターは、現場でどんな会話をしたのだろうか。

「そんな代わり映えしませんよ(笑)。最近見て面白かった映画の話とかね。
ただ、劇中では言葉の壁があって、うまく意思疎通がはかれない関係という設定だから、そのもどかしさとか距離感は、カメラが回っていないところでも、お互いすごく意識していましたね」(渡辺・以下同)

本作のストーリーは、’96年にペルーで起きた、日本大使公邸占拠事件にヒントを得ている。実は、ちょうどそのころ、渡辺も撮影のためペルーに滞在していたのだという。

「僕が帰国してちょうど1週間後に事件が起きて。もし、少しでもスケジュールがずれていたら、僕もその場にいたかもしれない。

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