2020年1月30日 12:48
愛犬救った獣医へ感謝…スーパーボウルに6.5億円の広告を出稿
(写真:AP/アフロ)
NFLの優勝決定戦、第54回スーパーボウルが2月2日に開催される。今年はサンフランシスコ・49ers対カンザスシティ・チーフスの対戦。米国最大のスポーツイベントであるスーパーボウルは、毎年テレビ中継が年間最高視聴率を記録する。試合の行方は言うまでもなく、ハーフタイムショーや放映されるCMの注目度も極めて高い。
ペプシやフェイスブック、マイクロソフトなど、大企業が名を連ねる今年のCMラインアップに、商品の販売促進ではなく、「感謝の念」を伝えることが目的だという1本が含まれている。WMTVが伝えている。
出稿主はデヴィッド・マクニールさん。ホームケア製品やペットケア製品を製造するウェザーテック社の創業者だ。
昨年7月、飼っているゴールデン・レトリバーのスカウト(7)の心臓に悪性腫瘍が見つかり、余命1カ月と宣告された。
「あの子はこの小さな部屋の隅で、私にしっぽを振っていた。安楽死はさせたくない。でもどうしようもない、そんな風に思っていました」とマクニールさんはWMTVで当時の心境を振り返る。
できることは全てしようと、マクニールさんはスカウトをウィスコンシン大学マディソン校の獣医学部へ連れて行った。