2020年3月6日 18:03
トイレットペーパーの“パニック買い”豪では警察沙汰に
オーストラリア・ブリスベンにあるスーパーマーケットのトイレットペーパー売り場(写真:ZUMA Press/アフロ)
「マスクの次はトイレットペーパーが品薄になる」――鳥取県の米子医療生活協同組合の職員がTwitterで流したデマが原因で、現在日本ではトイレットペーパーをはじめとした紙製品の買い占めが続いている。
オーストラリアのメディア「JUNKEE」によると、大手スーパーマーケットWoolworthには客が殺到し、1人4パックの購入制限を掛けざるを得なかった。これに焦ったのか、ペーパーをめぐって他の客と言い争いになった女性がナイフを取り出し、警察が駆けつける事態に発展したという。
トイレットペーパーのほとんどが国内で生産されているため、不足することはないとオーストラリア当局が声明を出しているにもかかわらず、国民のパニックが収まらないのは日本と同じ構図だ。
JUNKEEは、「下痢はコロナウイルスの一般的な症状ではないのに、トイレットペーパーを過剰に買おうとするのは不可解だ」と、ペーパーの供給不足よりも症状による不安が市民を煽っているという論調。
英デヴォン州のローカルメディア「DevonLive」