2020年4月14日 17:00
買いだめに悩む主婦へ…ものではなく心の備えを(JINSEIのスパイス!第71回)
【今週の悩めるマダム】
マスク、ティッシュ、トイレットペーパーに続き、新型コロナウイルスの感染者が急増中の東京では、お米やパスタなど食品の買い占めが始まっています。ロスを出すのは嫌なのに、私も買いだめをしてしまいました。この状況がいつまで続くか見えないので、いくら買っても不安が消えません。(東京都在住・50代主婦)
ここフランスでは、3月17日から外出制限、いわゆるロックダウン下に置かれています。学校は休校となり、レストラン、カフェ、商店などが閉鎖。市民は生きるために必要なものの買い物と、ちょっとした運動以外は基本的に外出できません。
ロックダウンが始まるかもしれないという噂が出はじめたころ、パリ市内でもスーパーの棚からパスタやトイレットペーパーがなくなりました。陽気なラテン系のフランス人といえども、不安になると食料や必需品を買いだめしておこうという心理が働くのですね。
でも、人間の心理として慌てるのは当然。家族を守らなきゃ、と主婦のみなさんが買いだめに走るのをバカにはできません。僕だって、トイレットペーパーを買いに行きました。残り1ロールしかなきゃ、焦るのも当然ですよね?
人間なんだから仕方がないのだけれど、しかし、みんな生きているので、買い占めると困る人も出てきます。