2020年4月24日 17:00
【玉置妙憂の心に寄りそう人生相談】高齢の父に運転をやめさせる上手な説得の仕方
【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談
TBS『グッとラック!』のレギュラーコメンテーターをはじめ、数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう〜医療と宗教の間のケア〜』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。
【今回の相談内容】
83歳の父親についての相談です。父親は非常にしっかりしていて肉体的にも健康です。ただ、いつガタっと来るかわからないので、子供一同、車の運転は止めてほしいと思っており、それとなく伝えています。でも、本人は車の運転が好きで、かつ現状では心配なこともなにもないので、その気がありません。住んでいるのは首都圏で、徒歩圏内には店もあり、ターミナル駅まではバスで5分。車がなくても困ることはありません。ちなみに75歳の母親と2人暮らしで、買い物はおもに父親が担当しています。
車の運転をやめてもらう、良い方法はないものでしょうか?(49歳・女性・会社員)
【回答】
いやあ、これは頭の痛い問題ですね。ご本人がしっかりなさっていらっしゃるのであれば、なおさらでしょう。これまでの生活スタイルを変えるというのは、なにかアクシデントがない限り本当にむずかしいものです。