くらし情報『薬物中毒を克服した女性、自身を逮捕した警官に腎臓を提供』

2020年9月10日 15:08

薬物中毒を克服した女性、自身を逮捕した警官に腎臓を提供

薬物中毒を克服した女性、自身を逮捕した警官に腎臓を提供


米アラバマ州に住む女性が自らの腎臓を警察官に提供し、話題となっている。というのも、かつて二人は逮捕する側とされる側だったからだ。

KTBCによると、過去薬物に溺れたジョセリン・ジェイムズさんは2007年から2012年の間の約5年間で16回も逮捕され、刑務所の常連となっていたという。彼女を幾度となく逮捕し、更正を説き続けたのが、フィル・キャンベル署の警察官、テレル・ポッターさんだった。

「自分の人生なんかどうでもいいと思っていました。殺人以外のことは大体やっていましたね。今、生きていることに心から感謝しています。あのままなら、きっと死んでいただろうから」とNBCに語るジェイムズさんは、今年の11月には出所8年、禁薬8年のお祝いをするつもりだという。
今の彼女があるのは、犯罪の道から無理矢理にでも掬い上げてくれたポッターさんのおかげなのだ。

一方のポッターさんは、昨年腎臓病を患いドナーを探していた。医師からはドナーが見つかるまで7〜8年はかかるかもしれないと言われていたという。ポッターさんの娘がFacebookに父親の窮状を書き込むと、それがジェイムズさんの目に止まった。ジェイムズさんはすぐに検査を受け、ポッターさんに適合することがわかると生体腎移植のために提供すると申し出たという。

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