リゾート地から「ステイホームを!」テキサス州の市長炎上
人気のリゾート地サン・ルーカス岬(写真:Reinhard Dirscherl/アフロ)
先月、新型コロナウイルスの感染者数が100万人に達した米テキサス州。以降も1日1万5千人以上のペースで感染者は増え続けており、行政の対応に疑問の声が上がっている。そんな中、州都オースティンのスティーヴ・アドラー市長が大炎上中だ。
アドラー氏は先月9日、Facebookに動画を投稿し、市民に対し「もしできるなら家にいたほうがよいでしょう。今はリラックスするべき時ではありません。注意深く状況を見てはいますが、今気を抜けば、市を閉鎖することになりかねません」と呼びかけた。ニュース番組「Austin American-Statesman」のジャーナリスト、トニー・プロヘツキ氏によると、市長はこの時自宅ではなく、メキシコのビーチリゾート地サンルーカス岬に旅行中だったという。
この前日、アドラー氏は娘のために20人のゲストを招いて屋外での結婚式と披露宴を開催。
そして、家族と友人総勢8名でプライベートジェットに乗り、メキシコへ飛んだというわけだ。
報道を受け、市長は「結婚式をすることも、海外旅行も、知事の命令を破るものではない」と釈明したが、結婚式は市が「10人以上の集会を自粛」するよう求めていた時期に行われている。また、市の保健当局も「感謝祭までに感染者数を減らすことが重要だ」として、市民にさらなる対策を要請していた。
Austin American-Statesmanのインタビューで、市長は結婚式の出席者全員に簡易検査を行い、ソーシャルディスタンシングを遵守したと語ったが、配布したマスクを全員が着けていたとは言えない、と対策の甘さを認めた。
市長は謝罪し、「旅行したことを後悔している」とコメント。Twitterでは「偽善者」「辞職すべき」と厳しい声が多数上がっている。
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