2020年12月26日 06:00
認知症になった蛭子さん「人生最後のボートレース」に密着!
今日は人生最後のギャンブル」と寂しげな蛭子さん。
「これが最後のボートレースになると思います。最近はもの忘れも激しいし……、人生最後のギャンブルですね」
20年12月18日11時30分。「ボートレース平和島」にやってきた漫画家でタレントの蛭子能収さん(73)は弱々しくつぶやき、寂しそうな表情を見せた。
パチンコ、マージャン、競馬、カジノとありとあらゆるギャンブルをやってきた蛭子さんにとってボートレースは特別なもの。20歳の誕生日当日に故郷、長崎にある「大村競艇場」(現・大村ボートレース場)で、その魅力に取りつかれて以来、53年間、ボートレース場に通い続けてきた。全国にあるボートレース場すべてに足も伸ばした。
たしかに負けに負けた。これまでボートレースに1億円以上つぎ込んでいるが、ボートレースに対する愛は尽きることがない。
2020年7月にテレビ東京系の番組「主治医が見つかる診療所2時間スペシャル」で蛭子さんは初期の認知症であることを公表。それでも『女性自身』で連載している「ゆるゆる人生相談」では、空気を読まない迷回答ぶりに磨きがかかり、相談者の心を軽くさせていた。
その人生相談の取材時に、蛭子さんは、
「ボートレースに興味がなくなりました」