2021年1月19日 17:00
フキハラ盛りの高2息子、愛のある向き合い方とは(JINSEIのスパイス!第103回)
【今週の悩めるマダム】
“不機嫌ハラスメント=フキハラ”という言葉が話題になっていますが、うちの夫もまさしくフキハラです。機嫌が悪いと私や子どもに怒鳴り散らしたり、何か言ってもとことん無視したり、怖くて仕方ありません。ただでさえコロナでいろいろ大変なのに、夫のご機嫌とりばかりの毎日に疲れました。(東京都在住・40代主婦)
僕も子どものころ、自分の父親がフキハラでして、いつも逃げ回っておりました。今は16歳で高2の息子がフキハラ真っ盛り。「おはよう」と言っても「おはよう」はかえってきません。「何で挨拶できないの?」と怒ると「したよ。聞こえなかっただけじゃん」と文句を言います。
うざいものを払いのけるような感じで睨まれておしまい。僕は「こわ」と残してそそくさと逃げております。情けないことに、最近では、声をかけられない日が続いています。
僕にまったくフキハラをしないのは、世界で唯一、自分の母だけです。それ以外の人からは本人の自覚がないまま“無意識のフキハラ”を受けてきました。僕だって、不機嫌なときはありますから、お互い様ですね。では、なぜ母さんだけは僕からの不機嫌を黙って受け止めてくれるのか、と考えてみる必要があるでしょう。