2021年2月4日 15:50
美智子さま“自腹”の音楽界支援 オンライン演奏会もご鑑賞
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「これまで、何度も上皇ご夫妻をお招きしてコンサートを開催してまいりました。昨年の公演は、コロナ禍で上皇ご夫妻にお越しいただくことは叶いませんでしたが、たいへん温かいお心づかいをいただきました」
本誌の取材にそう語ったのは、サントリーホールの関係者。新型コロナウイルスの猛威は昨年、音楽界にも大きな打撃を与えた。緊急事態宣言の発令を機にいくつもの公演が中止になり、各地のオーケストラは存続の危機に。
そんな中、徹底的な感染対策を講じて来日公演を実現させたのがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団だった。東京では11月にサントリーホールで公演を開催。そこに、上皇ご夫妻も招待されていたのだが、
「上皇ご夫妻は会場にお越しになれないにもかかわらず、招待への謝意としてご夫妻と随行員のチケットを購入してくださったのです。その空いた席は空席とせず、一般の方に購入いただくようにとのご配慮もありました。
公演のあとには上皇ご夫妻のもとに、指揮者のワレリー・ゲルギエフ氏による謝意が記されたプログラムや、演奏家たちからの礼状が届けられました。宮内庁を通じ、上皇ご夫妻はたいへんお喜びになっていたとの連絡をいただきました」