(写真:ロイター/アフロ)
米国の俳優や芸能人の労働組合「SAG-AFTRA」から自ら脱退すると発表し、耳目を集めていたトランプ元大統領。SAG-AFTRAは7日、氏を永久追放することを決議し、再加入の道を完全に閉ざした。
約16万人が加入しているSAG-AFTRAは、トランプ支持者による連邦議会襲撃事件を重く受け止め、懲戒委員会を開いて氏の追放を協議するとしていた。これに気分を害したトランプ氏は自らSAG-AFTRAのガブリエル・カーテリス会長宛に「もうこれ以上あなたの組合と関わりたくない」という内容の書簡を送付。SAG-AFTRAは「ありがとう(Thank you)」とだけコメントしていた。
SAG-AFTRAはその後、理事会でトランプ氏の永久追放を決議。プレスリリースでは、氏が議事堂の襲撃を煽動したことで、組合員であるジャーナリストが負傷したことを理由に挙げ、会員資格を剥奪したと発表した。さらに「入会が組合の最前の利益に繋がらないと判断した場合は、いかなる申請者に対しても加入を拒否する権利を有する」とする組合の定款に基づき、「ドナルド・J・トランプ氏のSAG-AFTRAへの入会申請を拒否する」と断言している。
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