くらし情報『逝去1年 志村けん秘話「弟子の見せ場を作るため、アドリブで」』

2021年2月26日 06:00

逝去1年 志村けん秘話「弟子の見せ場を作るため、アドリブで」

志村さんの逝去後に作った祭壇。並んでいる酒は志村さんが生前に愛していたものだ

志村さんの逝去後に作った祭壇。並んでいる酒は志村さんが生前に愛していたものだ



今も、喪失感は消えない。まもなく、志村けんさんの一周忌を迎える。7年にわたって国民的なコメディアンを誰よりも近くで見守っていた、元付き人で弟子が語るその優しき素顔ーー。

「志村さんが亡くなられたことは理解しているんですが、今でもコント番組以外での志村さんを見られないんです」

そう語るのは昨年3月29日、新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさん(享年70)の付き人を’94年から7年務めた、弟子の乾き亭げそ太郎さん(50)だ。『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)での眼鏡をかけた家来の姿は記憶している人も多いだろう。

鹿児島県出身のげそ太郎さんは17歳のときに家出同然で東京に出た。
23歳のときに、子どものころからテレビで見ていた憧れの志村さんの弟子になることを決意した。ちょうど、志村さんの運転手を募集していたこともあり、付き人に採用された。

「いちばんの仕事は志村さんの送迎です。自宅までリムジンで迎えに行って、収録現場まで送ります。現場では食事の手配や、小道具の確認もします」

志村さんの収録が終わっても、げそ太郎さんの仕事は終わらない。

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