上皇陛下 87歳で新種ハゼを2種発見!体調不安乗り越えた快挙
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宮内庁は6月24日、上皇陛下がオキナワハゼ属の新種ハゼを2種類発見し、日本魚類学会の英文誌オンライン版に論文が掲載されたことを発表した。
今回の新種は、上皇陛下とともに研究に携わる生物学研究所職員が’01年~’08年にかけて、沖縄県の座間味島や西表島などで採集したもの。上皇陛下が頭部にある感覚器の配列などを調べ、新種と突き止められた。
上皇陛下は2種類のハゼを、それぞれ「セボシフタスジハゼ」「アワユキフタスジハゼ」と命名された。
皇太子だった1960年代から、ハゼの分類学の研究を始められた上皇陛下。新種のハゼを発見されるのは’03年以来で、その数は合計10種類となった。また上皇陛下が論文を発表するのは、退位後初となる。
コロナ禍でもライフワークの魚類研究は継続され、週2回のペースで皇居にある生物学研究所に通われている。
しかし、その陰では体調面での不安もあった。上皇陛下は昨年1月29日、お住まいの皇居・吹上仙洞御所内で一時的に意識を失い、お倒れになった。翌日に宮内庁病院で頭部MRI検査と専門医による診察を受けたところ、原因となる所見はみられなかった。