2021年11月26日 20:00
妊娠中の友人を殺して赤ちゃんを奪った女に懲役56年の判決
11月24日、ブラジル・サンタカタリーナ州ティジュカスの裁判所で、世界中から耳目を集める事件の判決が下ったと英Mirror紙などが報じた。被告のロザルバ・マリア・グライム(27)に言い渡された量刑は懲役56年10カ月。彼女は一体何をしたのだろうか。
グライムは昨年8月、妊娠中の友人フラヴィア・ゴディーニョ・マフラさんを「ベビーシャワーを開く」と言って陶器工房の跡地に誘い出し、レンガで頭を殴って殺害。お腹から胎児を盗んだ罪で起訴されていた。
被害者のマフラさんは当時妊娠36週。カッターナイフでお腹を切られ、子宮から赤ちゃんを取り出された後、遺体は陶器を焼く窯に詰め込まれていたという。検視の結果、死因は失血死であったことがわかっている。
THE SUNによれば、グライムは奪った赤ちゃんを抱いて、恋人と共に病院へ駆け込み「そこの道で出産してしまった」と話したという。しかし、話の内容と状況に齟齬があり、不審に思った病院スタッフが警察に通報、事件が発覚した。
恋人は共犯だと思われていたが、彼はグライムが妊娠していると純粋に信じていたという。逮捕、起訴され裁判が行われたが、今年7月に無罪となっていると、前出のTHE SUNは伝えている。