2021年12月8日 11:00
東ちづる 語ったコロナ禍にがん検査放置の悔恨「院内感染の恐怖もあった」
「昨年の夏、胃が痛みだしまして。最初は空腹時にシクシク痛くて。食べれば治まるんです。20代で十二指腸潰瘍を患ったときと似た痛みだったので、『あ、また潰瘍だな』と浅い知識で勝手に決めて考えていたんですね」
そう苦笑いするのは女優・東ちづる(61)。昨年末に胃がんが発覚し、今年2月に手術。1週間と少しで仕事復帰を果たした。そんな彼女が悔いているのは、体調の異変を感じてから半年以上も医療機関への受診を先延ばしにしていたことだったという。
「コロナで医療従事者も大変な最中で『胃が痛いくらいでお手を煩わせるのはいかがなものか』と考えたり、院内感染するのではという恐怖もあったんですよね。
医療機関は最大限の感染対策をしていると理解はしていましたが、要はおっくうだったのかな(苦笑)。そもそもふだんから健康だし、めったに病院に行かなかったですからね」
その後、東は「コロナ禍で仕事も延期や中止。全てが自分の時間」のなか、「深酒しても支障ないし、ジムも閉館。全てが今までの生活とは変わってしまった状態のまま過ごしていた」という。
「昨年12月に瞬間的な激痛を感じるようになっていたんです。ある朝すごく調子が悪くて、外に出て歩こうとしたら5メートルくらいでフラフラしちゃって。