香川照之 誕生日でも別居息子と舞踊稽古!目撃した継承の父子交流
みなさまにもそういうときがあるかと思います。それでも人生は続いていきます。毎日を生きていかなければなりません」
前出のテレビ局関係者が続ける。
「香川さんが番組で明かした“大きな喪失感”とは、人間国宝の中村吉右衛門さん(享年77)の逝去によるものだと言われています。吉右衛門さんは香川さんにとって歌舞伎役者の大先輩。また吉右衛門さんが主演して人気を博した時代劇ドラマ『鬼平犯科帳』では、香川さんが長谷川平蔵の部下の同心役を演じていたこともありましたからね」
本誌が香川を目撃した日、彼が訪れていたのは花柳流の日本舞踊の稽古場だった。そして同じ場所で汗を流していたのは、一人息子で歌舞伎役者の市川團子(17)。
香川は昼ごろには歌舞伎座で十二月大歌舞伎に出演。
その後、誕生日であるにもかかわらず、父子で日本舞踊の稽古に励んでいたのだ。
■父から子への教えは台本を丸暗記すること
梨園関係者はこう語る。
「花柳流の稽古場を選んだのは中車さんでしょう。歌舞伎役者が習う日本舞踊といえば、宗家藤間流や尾上流が多いのです。中車さんが所属する澤瀉屋ですと、紫派藤間流を習う方が多いのではないでしょうか。