2021年12月18日 11:00
2日で316万円の吉村知事、30人会食の松井市長…維新の会“ダブスタ”列伝
(写真:時事通信)
「ルールを変えていただかないと。みんな、そういうルールのなかでやっていると思うので。返還するようなもんでも僕はないと思いますよ」
12月15日の会見で、大阪府の吉村洋文知事(46)はこう語気を強めた。
2014年12月2日、大阪市長選出馬のため大阪市議会議員を辞職した吉村氏。12月も2日在職したことで、満額の期末手当約238万円と12月ぶんの議員報酬約77万円の計316万円を受け取っていた。
このことを、12月16日発売の「週刊文春」が「吉村知事市議のときも在職2日で316万円!」と報じたのだ(「文春オンライン」に記事が出たのは15日)。
もちろん吉村氏の行為になんら違法性はないが、これが問題とされたのは、吉村氏本人と彼が副代表を務める日本維新の会が「文書通信交通滞在費(文通費)」について、厳しく追及を行ってきたためだ。
■「人をシロアリ呼ばわりしたくせに……」
国会議員に毎月100万円が支給される文通費。
在職が1日でもあれば、その月ぶんが満額支給される仕組みになっていて、今年10月31日の衆議院選で当選した新人議員たちも在職1日で満額の100万円が支給されていた。