2022年1月1日 11:00
「収入が少ないから貯められない」は言い訳 改めたい貯蓄の考え方
「『貯蓄できないのは、収入が少ないからだ』という人がいますが、それはただの言い訳です。貯蓄をするのに、収入の多い、少ないは関係ありません」
そう語るのはマネーコンサルタントの頼藤太希さん。人は時間やお金を、あればあるだけ使ってしまう−−これを「パーキンソンの法則」という。収入が多くてもあるだけ使ってしまえば貯蓄できないが、いっぽうで、収入が少なくてもうまくやりくりし、貯蓄を増やす人もいる。
貯蓄とは、自分の収入を少し取り分けて、それを積み上げていくこと。そのための適切な方法をとれば、どんな額の収入の人でもお金を貯められるという。
「貯蓄のために、まず大切なのは自分の収入に応じた予算決めです。たとえば遊興費。
際限なく使っていたらお金は貯まりませんが、ゼロにするのは苦しいでしょう。だから、予算を決めるのです。予算とはその範囲内なら自由に使ってよいもの。ですから予算を守っていれば、買い物のたびに『買ってもいいのか』と悩んだり、買ってから『使いすぎてしまった』と後悔したりすることもありません。節約というプレッシャーからも解放されますよ」(頼藤さん・以下同)
支出はともかく、貯蓄も予算化するのだろうか。