2021年12月26日 06:00
「ワンワンずっと続けたい」25年間演じる64歳声優語った番組愛
自分のウチだと思ってよ〜」とフォローする、ジェントル“ワン”だ。
■赤ちゃんが喜んでくれることを常に考え続けている
ワンワンへの分岐点は、大学時代教員試験に落ちて演劇の世界に飛び込んだことだ。文学座研究所と青年座研究所で演劇を学び、卒業後は仲間たちと劇団を立ち上げた。
「大学時代は国語教員になりたかったんですが“なんとなく”というレベルですよ。教員試験に落ちたらすぐに諦めることができたくらい。いや、逆に、ボクみたいな自己中心的で無責任な人間が教師になったら、今頃とんでもないことをしているはずなので、落ちてよかったんでしょうね(笑)。でも、劇団だけじゃ食べていけなくて、アルバイトをしながら生活をしていました」
たまたまNHKの教育番組『たんけんぼくのまち』に出演する機会に恵まれたのは’84年。丸メガネ姿のチョーさんが、働く人や地域社会を調べていくという、小学3年生向けの社会科の教育番組だ。
この時のチョーさんは犬が苦手という設定だった。
その後、前の事務所のマネージャーから『新しい赤ちゃん番組のパイロット版にでない?』との誘いを受け、それがワンワンのはじまりとなった。
それからあっという間の25年。