2022年2月2日 11:00
「インコでよそ見」川崎死傷事故 50歳加害主婦の夫が語った悔恨
(写真:産経新聞)
「私が見たときは、白いワゴン車の下にいたお母さんを、救急隊員たちが車を持ち上げて助け出そうとしていました。かなりのスピードで衝突したことが、車や自転車の壊れ方で伝わってきました」
そう語るのは事故現場付近に住んでいる男性。
1月24日、川崎市宮前区の市道で凄惨な事故が発生した。舟渡今日子容疑者(50)が運転していた車が、2台の自転車を相次いではねたのだ。
最初にはねられた堀間美恵子さん(39)は死亡。次にはねられた自転車には親子が乗っており、母親(29)は骨折などの重傷を負い、3歳の男の子・稲本琉正ちゃんは死亡した。
舟渡容疑者の自宅は、この事故現場から車で3分ほど。夫とおぼしき男性を取材した。
「すみません、弁護士の先生に何も話はしないように言われておりまして……」
ーー奥さんは小鳥がお好きだったようですが?
「ええ、そうですね。飼っていたインコを動物病院に連れていくために出かけました。その途中にあんな事故を起こして……」
事故の原因はわき見運転。容疑者は、鳥籠に入れたインコを助手席に乗せていたのだ。彼女はこう供述しているという。
「インコが心配で(自転車に)