くらし情報『99歳にして自在に筆を…瀬戸内寂聴さんは最期まで作家だった』

2022年7月8日 11:00

99歳にして自在に筆を…瀬戸内寂聴さんは最期まで作家だった

寂聴さんは中村監督が独り身であることをいつも心配していたという

寂聴さんは中村監督が独り身であることをいつも心配していたという



2021年11月に99歳で逝去した瀬戸内寂聴さん。その晩年に密着した、ドキュメンタリー映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』(配給:KADOKAWA/制作スローハンド)がいま公開され、好評を博している。

監督を務めたのはドキュメンタリー監督の中村裕さん(62)だ。寂聴さんからは“裕さん”と呼ばれていた中村さんは、公私にわたって17年の親交があった。

映画では、ほかでは見たことのない寂聴さんの“喜怒哀楽”が描かれている。Tシャツ姿でお酒を飲み大いに笑い、手術や入院にもめげず、笑顔でリハビリに励み、真剣なまなざしで原稿に向かい、ときに裕さんに厳しい言葉を投げかける。映画では寂聴さんが涙を流すシーンも描かれている。

2021年3月、恋愛をテーマにしたNHKのトーク番組に、中村さんからの依頼で寂聴さんがリモート出演した。
東京のスタジオと寂庵をネットでつなぎ、中村さんは寂庵で先生に付き添った。

「最初はしっかりと話されていたのですが、リモートだとタイムラグもあるし、画面も次々と変わっていきますから、途中でどこを見ていいかわからなくなったのでしょう。

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