2022年7月21日 18:34
ピザ配達員が燃えさかる家から子ども5人を救出…両親はデートで不在だった
※写真はイメージです。
いま「彼こそ本物のヒーローだ」と全米から賞賛を集めているのは、米インディアナ州のニコラス・ボスティックさん(25)だ。燃えさかる家に二度も入り、自らを危険にさらしながらも5人の子どもたちを救出し、話題となっている。
ラファイエット市警のランディ・シェラー警部補がABC NEWSに語ったところによると、火事が起こったのは7月18日の深夜24時過ぎだった。
給油のために車を走らせていたボスティックさんは、2階建ての家が燃えていることに気が付いたが、携帯電話を家に置いてきてしまっていた。911への連絡手段を探している間に手遅れになると考えたボスティックさんは、すぐに車を停めて火災現場へと走ったという。
裏手の鍵のかかっていないドアから逃げるよう声をかけたが、返事はない。
すでに家にいた全員が避難したかもしれないが、誰かがまだ中にいる可能性もあるとボスティックさんは考えたという。彼が炎と煙が猛威を振るう家に入り2階に上がると、1歳の子どもを含む計4人が眠っているのを発見し、連れ出して避難させた。
「私が『もう誰も残っていない?』と聞くと、子どもたちは『6歳の女の子がまだ中にいる』と言うんです」