くらし情報『働きすぎで亡くなる人も…増加するシニア労働者の労災への対処法を専門家が伝授』

2022年10月28日 06:00

働きすぎで亡くなる人も…増加するシニア労働者の労災への対処法を専門家が伝授

(写真:PIXTA)

(写真:PIXTA)



働くことが当たり前になった日本の高齢者。その一方、シニア労働者のトラブルも増加しており、なかには、命に関わるものも。働くうえで身を守る方法を専門家に聞いた。

高齢化が進む日本社会。先月、総務省は、全国民の29.1%が65歳以上の高齢者で、そのうち909万人が働いていると発表した。特に65~69歳では、50.3%がなんらかの仕事に就いており、2人に1人が働くかたちとなっている。

「残念ながら、働く高齢者が増えるにつれてシニア労働者のトラブルも増加しているんです」

そう語るのは、日本初の働く高齢者向けの電話相談会「高齢者の労働110番」の実行委員で、労災問題に詳しい尾林芳匡弁護士だ。

多く寄せられるトラブルとしては、残業代や交通費が支払われない、夜勤の長時間勤務をやめたい、社会保険に入れると言われたのに入れない、などがあるという。


さらに、今特に問題視されているのが“高齢者の労災”だ。

「“けがが多いのに業務委託のため労災申請できない”“腰痛なのに重労働をさせられている”“半年で肩を痛めた”など、労災に関する相談は先日の電話相談会でも多く寄せられました」

厚生労働省が発表している「労働災害発生状況」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.