2022年11月17日 06:00
取り締まり強化!守って乗らなきゃ「赤切符」も……自転車ルール〇×クイズ10
自転車の取締まり強化に向けて、警視庁は指導の様子を公開(写真:共同通信)
「最近、交通事故は減っていますが、自転車が絡む事故は高止まり。すべての交通事故に占める割合も2016年の32.1%から2021年は43.6%と上昇が続いています。
しかも、死亡・重傷事故の約78%で自転車側にルール違反がありました(警視庁)。このための取締まり強化でしょう」
そう話すのは自転車文化センターの学芸員、森下昌市郎さんだ。
森下さんによると10月末以降も法律自体は変わらないという。
以前から自転車に違反があれば「警告」か、悪質な場合は刑事罰を伴う「赤切符」を切る。赤切符や事故が3年間に2回以上あると、「自転車運転者講習」を受けなければならず、受講しなかった場合は5万円以下の罰金を科していた。
「これまで赤切符はまれで、ひどいルール違反でも警告で済むことが多かったと思います。
でもそれでは事故が減らないので、今後は、赤切符をもっと切って厳しく取り締まるのでしょう」(森下さん)
特に【1】信号無視、【2】一時不停止、【3】右側通行、【4】徐行せずに歩道を通行、の4つは重大事故につながる危険性が高く、違反があれば赤切符の可能性が高いという。