「『一生ここに骨を埋めますよ』と言っていたのに…」現役ボクサー警察官 知人が語った“駐在所で急死”の衝撃
杉田ダイスケさん(写真:アフロ)
6月1日、警視庁町田署は警察官の杉田大祐さん(享年37)が亡くなったことを発表した。
各メディアの報道によると、5月30日に東京都町田市内の駐在所で、頭から血を流して倒れている杉田さんを同居している家族が発見し、「夫が拳銃で頭を撃った」と110番通報。病院へ搬送時は意識不明の重体だったが、その後、死亡が確認されていた。遺書は見つかっていないものの、現場には発砲された跡のある拳銃が残っており、拳銃自殺を図ったものと見られている。
杉田さんは、杉田ダイスケというリングネームで、プロボクサーとしても活躍し、日本スーパーバンタム級11位にランクインしている実力者。学生時代にアマチュアボクシングで活躍した後、2010年に警視庁に入庁。警察官ボクサーとして、全日本社会人選手権で優勝を果たし、2018年には、プロデビューしていた。
地域では優しい警察官として慕われていたようだ。
近隣住民が明かす。
「つい2、3日前には、小学生の見守り隊に参加してくれて、子供たちの通学歩道横断の旗振りを一緒にやったんですよ。いつもと同じ、変わったところは何もなかったのに、あの事件でしょ、驚きました」
駐在所の向かいにベーカリーをかまえる女性店主もこう証言する。
「常連さんでした。ちょっと前もケーキ買っていただいて『前はこっちだったから、今日は違うのね』って、ご家族用でしたね。『とてもおいしかったですよ』と言われ、『何かあったらいつでも相談してくださいよ』と、町内の味方のような感じの人でした、残念です」
杉田さんと親交が深かった地元消防団員はこう話す。
「『ダイちゃん』なんて呼んでいましたけど、赴任したのは昨年の9月からでね。春の桜まつりのときに、警備で一緒でしたよ。
彼のボクシングも、後楽園ホールまで2度ほど応援に行ったこともありました。辰吉とか、丈の刺?の入ったパンツをはいていたから、『格好いいなあ』『僕らも欲しいよ』なんていってね。奥さんも子供さんも応援にきているから、奥さんとそこで初めてお会いして、きれいな方なんです。お子さんは3人いらっしゃいました。
彼もこの土地を気に入っていて、『一生ここに骨を埋めますよ』なんて、言っていたんですよね。何の予兆もなかったし、事故には驚くばかりです。通夜葬儀もこの後連絡くるでしょうが、列席してもいいものか、どうしようかと仲間と話しているところ。あんな元気で活発だったのに、残念です」
今年3月にも、警視庁玉川署の男子寮で、20代の男性巡査が貸与された拳銃で自死するなど、こうした事件は後を絶たない。
警察は《再発防止に努める》とたびたび方針を示しているが、また悲劇が繰り返されてしまったーー。