マイケル・ジャクソンの愛猿・バブルス君は43歳でご存命!「ファーストクラスで来日」の真相を航空会社に直撃
大阪市役所を表敬訪問し、市長室で日本茶をすするバブルス君とマイケル(写真:本誌写真部)
現在、公開中のマイケル・ジャクソンの人生を描いた伝記映画『Michael/マイケル』が世界中で大きな話題を呼んでいる。
マイケルといえば、1987年の「BADツアー」で一緒に来日した愛猿のチンパンジー「バブルス君」を思い出す人も多いのではないだろうか。あれから約39年。なんと、バブルス君が今も元気に暮らしているというのだ――。
6月2日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)の「マイケル・ジャクソン深掘りSP」では、現在43歳を迎え、米フロリダ州の「大型類人猿センター」で仲間のチンパンジーと暮らしているバブルス君の最新映像が紹介された。
画面に映る現在の姿を見たマツコ・デラックス(53)は、「え~!?バブルス君、ご存命なの~?」と大絶叫。さらに、こう衝撃を口にした。
「バブルス君、急にこんな猿仲間たちと過ごしてるの?いつもファーストクラスに乗って移動してるような“人生”だったのに……」
■日本茶をすする姿に日本中が熱狂! 異例の「VIP待遇」
1987年の「BADツアー」当時、マイケルとバブルス君への熱狂ぶりは凄まじいものがあった。
同年9月9日の夕方、成田空港に到着したマイケルとバブルス君。到着ロビーに赤と白のボーダーシャツにサロペット姿のバブルス君が姿を現すと、ひと目見ようと集まったファンや報道陣で空港内はパニック状態に。
来日中、マイケルはバブルス君を伴って東京ディズニーランドを貸し切りで訪問。さらに、高級ホテルのスイートルームに宿泊し、大阪市役所を表敬訪問した際には、市長室でマイケルと一緒に日本茶をすするバブルス君の姿が連日大々的に報じられた。まさに“キング・オブ・ポップの親友”として、桁違いのVIP待遇を受けていたのだ。
■「服を脱ぐのは恥ずかしかった?」専門家が明かす野生化の苦悩
かつては世界中を旅し、マイケルと華やかなセレブ生活を送っていたバブルス君。いまさら、チンパンジーの社会に馴染むことはできたのだろうか?
動物研究家のパンク町田氏に、チンパンジーの生態とバブルス君の“いま”について話を聞いた。「チンパンジーを含め、大型霊長類の年齢の捉え方は、ほぼ人間と同じです。
ですが、医療のおかげで人間は寿命が伸びたので、チンパンジーの43歳は人間でいうと70代くらいと考えてよいかと思います。平均寿命は40〜50歳ですが、飼育下であれば長ければ60歳近くまで生きることもあります。ただ、チンパンジーは成長するにつれて攻撃的になります。これは人間に悪意があるわけではなく、彼らの本能として噛みつきや暴力といった行動が出るようになるためです。だいたい10歳を前後に、人間と生活を共にするのは難しくなります」
来日当時は4歳だったバブルス君。その後もマイケルの邸宅「ネバーランド」で暮らしていたが、成長に伴い2005年、マイケルの遺産管理財団などの支援を受けてフロリダ州の施設へ移住。現在もそこで余生を過ごしている。
しかし、幼少期から当たり前のように洋服を着ていたバブルス君。
急に裸にされてチンパンジーの群れに放り込まれ、戸惑いはなかったのだろうか。
「服を着るのが習慣だったチンパンジーは、素っ裸になることで『恥ずかしい』というより、今までの習慣と違って『異質である』という感覚を最初に抱いたはずです。マイケルに飼われていた当時のセレブな習慣は、チンパンジーの群れでは一切通用しませんから、馴染むのは相当難しかったでしょう。いじめもあったと思います。しかし、そういう経験を経て、チンパンジーの社会を学んでいったのでしょう」(前出・パンク町田氏)
同施設を運営するパティ・ラガン所長が海外メディアに明かしたところによると、施設ではチンパンジーたちのために定期的にマイケルの音楽やビデオを流しているという。しかし、バブルス君がそれに特別な反応を示す様子は見られないそうだ。
バブルス君は、大好きな主人だったマイケルのことを忘れてしまったのだろうか。
「習慣として身についていたことは忘れないので、たぶん覚えていると思いますよ。
ただ、それに対して人間のような『敬意』や『懐かしさ』を持つかどうかはまた別のお話。ただ『覚えている』という状態です。もし私がバブルス君と話せるなら、今の仲間に囲まれた生活と、マイケルといたセレブ生活、どちらが幸せなのか聞いてみたいですね」(前出・パンク町田氏)
■「ファーストクラスで来日」の真相を日本航空に直撃!
そんなバブルス君の“伝説”の一つに、1987年の来日時に「ファーストクラスの座席に座ってやってきた」という都市伝説がある。そんな映画のような話が、本当に可能だったのだろうか。
「現代の法律や国際基準(IATA)では絶対にあり得ません。チンパンジーは厳格に制限された動物ですから、国が定めた移動用の檻に入れないと飛行機には乗せられません。ただ、当時は今ほど基準が厳しくなかったため、航空会社がどう判断したか。チャーター機やプライベートジェットなら可能性はゼロではなかったかもしれません」(前出・パンク町田氏)
そこで本誌は、1987年の来日時にマイケルとバブルス君が搭乗したとされる日本航空(JAL)の広報部に、当時の真相を直撃した。
――1987年の来日際、バブルス君がファーストクラスの座席に搭乗したというのは事実でしょうか?
「1987年のマイケル・ジャクソン氏の来日ツアーに際し、弊社便をご利用いただいたという報道が様々な媒体でなされていることは承知しております。
ただ、大変恐縮ながら、バブルス君のご搭乗記録を確認することができず、現在となっては当時の詳細な事実確認が難しいことから、明確なお答えができかねる状況でございます。
ご期待に沿えず誠に申し訳ございません」
チャーター便の使用などについても、残念ながら「回答を差し控える」とのことだった。
あれから長い年月が経ってもなお、多くの謎とロマンで私たちを魅了し続けるマイケル伝説。
6月25日は、マイケルが亡くなってから17年目にあたる命日だ。いまや群れのボス的存在だというバブルス君は、フロリダの空の下で、かつての友に何を想うのだろうか――。