「飛躍しすぎ」デーブ・スペクター 佐藤二朗のハラスメント騒動で呈した“ノックしたらアポなしじゃない”主張に疑問の声続出
デーブ・スペクター(写真:本誌写真部)
7月1日に「文春オンライン」が報じた佐藤二朗(57)の橋本愛(30)に対する“ハラスメント疑惑”。夫婦役で共演した4月期ドラマ『夫婦別姓刑事』(フジテレビ系)の撮影中に発生したトラブルだが、ハラスメントを否定する佐藤側とフジ側の主張が対立するなど騒動は泥沼化している。
「橋本さんは過去のハラスメント被害でトラウマを抱えていたことから、撮影中の身体接触について一定の配慮を制作側に求めていました。しかし佐藤さんのマネージャーが制作側と話し合った結果、そのことは佐藤さん本人には伝えられませんでした。
佐藤さんの芝居に制限をかけないようにするためだったそうですが、第1話の撮影中に接触アクシデントが発生し、橋本さんに対する身体接触制限のレギュレーションが新たに設けられることに。また、佐藤さんは2度にわたって橋本さんの楽屋を訪れ、“トラウマがあって夫婦役を演じるなら先に状況を相手に共有すべき”“その状況が続くなら俳優を続けるべきではないのではないか”と、自らの考えを伝えたそうです」(芸能関係者)
7月12日放送の『サンデージャポン』(TBS系)ではこのトラブルを特集したが、コメンテーターとして出演したデーブ・スペクター(72)の“持論”が注目を集めている。
MCの爆笑問題・田中裕二(61)が「アメリカとかではどうやって守られているんですか?」と投げかけると、「ガイドラインがはっきりとある。なぜかというと、みんな労働組合に入ってまして」と答えたデーブ。
自身が加入している労働組合の組合証を提示しながら、アメリカの芸能界では撮影開始前にミーティングが実施されることを説明。「(アメリカでは)具体的に性的なシーンやラブシーンがあってのミーティング」と前置きし、今回の騒動との違いについて「今回はボディタッチとかがあるだけで、まして夫婦役ですから。当てはまらないぐらい常識内のことなので、ガイドラインにも入らないぐらいなんですよね」と指摘した。
さらに「ハラスメントとか、やたらとこういう時は外来語を使いすぎて、安易に使ってるんですよ。言葉の定義がわからなくなるんですよ、広すぎるから」とも述べ、「だからトラウマはトラウマ。それはいいんですけど、日本語でまず言ったほうがハッキリしてくると思うんですよね」と見解を示していた。
そんなデーブだが、佐藤の楽屋訪問に関する“持論”は視聴者の賛否が分かれることに。
デーブが発言した流れで、MCの爆笑問題・太田光(61)は佐藤の人柄について、「素晴らしい俳優さんだし、Xなんか見ていてもかなり熱い人だし。
“芝居をするにはこうするべきだ”っていう自分なりの考えがある」とコメント。
その上でデーブの意見に対して、「橋本さんが問題にしてるのは、楽屋に入ってこられて、“女優を続けるべきじゃない”っていうような発言がかなりショックだったっていうこと。女優さんの楽屋はプライベートな空間だろうし、そこに入ってこられるってことの恐怖も、多少あったのかな」と推し量っていた。
するとデーブは「ちょっと反論じゃないけど……」と切り出し、「アポなしで(楽屋に)入ったって、ノックはしたはず。それはアポなしじゃないんですよ」「アポとって楽屋に行く人います?あり得ないじゃないですか」と主張。
田中が「(太田は)それを言ってるんじゃないんですよ」「(佐藤が)いきなりバーンっと入ってはないだろうけども」とフォローすると、デーブは「週刊誌が“アポなし”っていう言い方すると、余計悪く聞こえちゃうんですね」と返答していた。
デーブの“アポなしじゃない”という主張はXでも注目を集め、《会社訪問じゃあるまいし、楽屋入るのにアポ取る奴いるのか?》《現場で仕事の話をするのにアポは取らないと思うんだが》と支持する声が。
だがそのいっぽうで、次のように疑問視する声も散見されている。
《ノックはアポじゃないだろ…》
《佐藤側ですけど、流石に「ノックしたからアポ無しではない」は飛躍しすぎてないか共演する先輩俳優が楽屋に来たら追い返すわけにもいかないからそりゃ入れるしかないでしょ》
《ドアの前まで押しかけて,ノックしたからアポなしじゃないってのは通じない》(すべて原文ママ)
前出の芸能関係者は言う。
「フジが7日に公表した5千字を超える声明では、フジ側と橋本さん側も接触のアクシデントはハラスメントとして問題視していないとのことです。いっぽう橋本さんに対する身体的接触の制限について、橋本さん側、佐藤さん側、制作側での協議が整う前に、佐藤さんが橋本さんの楽屋を訪ねたとされています。佐藤さんはレギュレーションが定められた後も再び橋本さんの楽屋を訪れ、橋本さんは佐藤さんの突然の訪問や発言内容、口調に激しく動揺したといいます。フジの声明では、《男性俳優の一連の言動は女性俳優に受忍限度を超える精神的負荷を与えるもの》と指摘されていました。
また、佐藤さん側がこれまでに発表した声明やフジ側の声明では、佐藤さんが橋本さんの楽屋を訪ねた際のノックの有無については言及されていません。アポイントメントについても、“面会や打ち合わせの約束をする”という認識を持っている人がほとんどかと思います。デーブさんの主張は“ノックしたらアポをとったことになる”とも捉えられかねず、多くの視聴者から異論が呈されてしまったのではないでしょうか」
デーブ本人も自身の発言に対する反応を把握したのか、12日夕方に更新したXで《はぁ~嫌われ者になってる》と呟いていた。
騒動の余波が広がっているだけに、著名人の発言にも関心が集まりやすくなっているのかもしれない。